
☆ひと口に自動車同士の事故と言っても、さまざまなケースがあります。
みなみ車同士の事故の場合、事故状況によっては責任の割合やお互いの車の修理額、怪我の治療費など、色々と込み入ってくる場合が多そうですね…
五郎そうだね。単純な後ろからの追突事故や駐車中の事故など、片方の車が100%責任のある事故であれば、比較的スムーズに話がまとまることが多いよ。一方、双方に責任が発生する可能性がある事故の場合は、もう少し話は複雑になってくるよ。
みなみなんとなく想像できます!
五郎相手と自分それぞれ、どれだけの賠償責任を負うかは、お互いの責任の割合、いわゆる「過失割合」によって決まってくるよ。片方の車が駐車中の場合や、一般道路での後ろからの追突、赤信号無視の事故を除き、ほとんどの場合がお互いに何割かの責任が発生するんだ。

みなみそれは驚きです。一時停止無視による事故や、車線変更での事故など、当事者としては自分に責任があるとは思えないケースがたくさんありそうですけど…
五郎確かに、自分は安全に運転していたのに、突然ぶつけられたという気持ちになるケースも多くあるね。しかし残念ながら、少なからず左方・右方不注意等の責任が問われ、基本的には責任割合が発生するのが一般的ということを、覚えておこう。
みなみ責任割合は、警察が判断してくれますか?

五郎責任割合を判断するのは、警察ではなく
、任意保険会社あるいは未加入の場合は当事者同士ということになるよ。任意保険に入っていれば、示談代行と言って、責任割合などの交渉を保険会社が代行してくれるんだ。但し、片方に100%の責任がある事故の場合は、被害者側の保険会社は法律上、示談代行ができないことになっているよ。
みなみそれは聞いたことがあります。何かしら相手側へ賠償費用を支払う可能性がある事故のみ、示談代行を行うということですね!
五郎その通り。片方に全責任があれば、被害者と保険会社との示談交渉になって、どちらにも責任がある場合は、保険会社同士の示談交渉になるよ。ただし、自賠責保険にしか入っていない場合は、示談代行サービスは付いていないので注意したいね。
みなみ国の強制保険だけでは、代わりに交渉をお願いできないのですね。任意保険、入っておくべきですね…!

